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高麗人参とエゾウコギの違い

高麗人参もエゾウコギもウコギ科の植物ですが、どこが違うのでしょうか。この記事では高麗人参とエゾウコギの違いをまとめます。

エゾウコギとは

エゾウコギはシベリア人参とも呼ばれ、ゴボウのような外見をしています。そしてサハリン、シベリア、中国の黒龍江省などの寒冷地で育ち、国内では北海道東部のみに生育しています。有効成分はエレウテロサイドで、滋養強壮や疲労回復に効果があるといわれています。

薬用部分である根茎は「刺五加(しごか)」と呼ばれ、2000年以上前から使用されています。日本で販売されているエゾウコギの製品は、サプリメントのほか五加皮酒です。

生薬として用いる根皮は「五加皮(ごかひ)」と呼ばれ、補虚薬に属する補気薬に分類されます。エゾウコギの性質は「温」、薬味は「辛」に分類され、肺と関係が深いと考えられています。

刺五加は視床下部に働き、ホルモン分泌や自律神経機能を調節することにより、精神の興奮と抑制のバランスを整えます。精神状態を安定させることにより、ストレスに適応しストレスによる害を減らす作用をもち、自律神経失調症や不眠にも効果的です。そのほかエゾウコギには、単純ヘルペスの感染防止や症状軽減効果も発見されており、脂質異常症への効果も研究されています。ただし、ドイツでは高血圧患者は使用しないように指示されています。

高麗人参との比較

高麗人参も歴史が古く、中国の東北部から朝鮮半島にかけての産地が有名で、日本では江戸時代から栽培されており、エゾウコギより少し暖かい地域で生育しているといえます。根の部分が用いられ、疲労回復効果があるという点は共通していますが、高麗人参は認識能力や糖尿病への有効性が研究されています。

高麗人参は漢方で「人参」と呼ばれ、日本で普及している漢方薬には高麗人参のほうが多く用いられています。高麗人参も漢方では「温」の性質をもつ補気薬に分類され、エゾウコギと同じカテゴリです。しかし高麗人参の薬味は「甘」に属し、リンパ組織の一つである「脾臓」に関係が深いとされている点が異なります。

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