自律神経が弱くなっている人に高麗人参
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自律神経が弱くなっている人に高麗人参

深刻化する自律神経失調症

多忙な生活を送る現代人は50年前と比較して1日の労働時間が増えている一方で睡眠時間は減っています。厚生労働省が行った2015年の「国民健康・栄養調査」では男女ともに平均睡眠時間が6時間以上7時間未満が最も多くを占め、男性は33.9%、女性は34.2%でした。
さらに1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合は、10年間で大きく増加していることも分かりました。(*1)
1960年頃には8時間以上あった平均睡眠時間がこの50年で1時間以上も短くなっています。このような睡眠時間の減少によって発症するリスクが高まっているのが自律神経失調症です。
過労や過度な夜更かしによって睡眠時間が短くなると、疲労が体に蓄積されていくことで強いストレスを感じるようになります。不規則な生活が続くと体に大きな負担がかかります。その結果として自律神経に乱れが生じてしまいます。

自律神経失調症とは、二つの自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが乱れた状態のことです。それによって体の機能を正常に働かせることができなくなり、さまざまな不調が引き起こされます。
厚生労働省が統計をとっていないため正確な患者数は分かりませんが、いま日本では働き世代の人たちを中心に自律神経失調症を発症する人が増えていると言われています。
自律神経失調症は体の不調を感じて内科や整形外科などを受診しても悪いところが見つからず、「どこにも異常がない」と診断されることがよくあります。体の不調が続いていても「たいしたことない」と治療を怠ると、さらに症状を悪化させてしまいます。
近年では神経科や心療内科を紹介されることが多くなりましたが、原因の特定が難しいため治療が遅れる傾向があります。
また自律神経失調症はストレスや不規則な生活だけではなく、ホルモンバランスの乱れによって中高年女性の多くが発症する更年期障害の方は、自律神経失調症を併発しやすいとされています。

自律神経の働きとは

私たちは交感神経と副交感神経を交互にバランス良く働かせることによって体の機能を保っています。交感神経は緊張や興奮を感じたとき、体が活発になるときに優位になります。
副交感神経は心身が落ち着ついて安らぎを感じたときに優位になり、頭と体を休めるためにリラックス状態に導きます。二つの自律神経は体内時計によってコントロールされています。1日の流れに沿って自律神経の働きを見てみましょう。

目覚めて間もない朝の時間帯はまだ体温と血圧が低く、心拍数も遅いため副交感神経が優位な状態です。朝食を食べ終わり仕事や家事を始める日中の時間帯になると、今度は交感神経が優位になります。
それによって体温と血圧が上昇し、心拍数が少しずつ速くなっていきます。血液の循環も促されるため体を活発に動かすことができるようになります。
家事や仕事を終えた夜の時間帯になると再び副交感神経が優位になります。頭と体を休めるために体温と血圧が少しずつ下がり、心拍数も遅くなります。この時間帯はまさにリラックスタイムです。このような一日の流れが正常な状態です。

交感神経と副交感神経がバランスよく働くことで心臓や呼吸、消化器系を必要な時間に自動的にコントロールすることができます。
体が活発になる時間帯は胃腸の働きを高めることで食事で摂った食べ物の消化吸収を促したり、いつでも体を動かせるように体温を上げて血液の循環を促したりします。逆に休養をとる時間になると、内臓の働きを抑えて体温と血圧を下げて体を落ち着いた状態に導きます。

自律神経失調症の症状

ところが強いストレスや不規則な生活を続けることで交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、体の機能を正常に保てなくなります。
朝の早い時間から交感神経が優位になり緊張や興奮が感じては、昼過ぎには疲れてしまい眠くなってしまいます。逆に仕事や家事で活発に動かなければいけない日中の時間に副交感神経が優位になると、だるさや倦怠感を感じてしまいます。
家事や仕事が終わりこれから休むという夜になっても交感神経が優位なままでは、頭と体を休めることができません。それによってストレスが溜まり、寝つきの悪さや不眠によって翌日に疲れが残ってしまいます。

自律神経失調症の主な症状は以下のとおりです。

全身に現れる症状

だるさ、倦怠感、疲労の蓄積、不眠

器官的な症状

頭痛、動悸や息切れ、耳鳴り、めまい、のぼせ、便秘や下痢などの腸の不調、手足の冷えや痺れ、多汗、口やのどの違和感

精神的な症状

イライラ、不安、情緒不安定、無気力、うつ

自律神経失調症に効果的な高麗人参

自律神経のバランスを整えるジンセノサイド

高麗人参の有効成分ジンセノサイドには中枢神経を活性化させるトリオール系と、中枢神経を鎮静化させるジオール系があります。全く正反対の働きをする二つのジンセノサイドですが同時に働いて効果が相殺されることはありません。
必要に応じて中枢神経を活性化することもあれば落ち着かせることもあります。つまりトリオール系とジオール系のジンセノサイドが働くことで、交感神経と副交感神経の両方に働きかけ、自律神経のバランスを整えてくれます。
このため自律神経のバランスが崩れることで発症する自律神経失調症の症状を緩和する効果が期待できます。

この二つのジンセノサイドの働きを引き出すためには、両方のジンセノサイドをバランス良く摂る必要があります。高麗人参の根にはトリオール系とジオール系のジンセノサイドがバランスよく含まれています。
高麗人参に含まれるジンセノサイドはこれまでに30種類以上が発見されています。トリオール系の中で特に中枢神経を活性化させる効果が高いとされているのはジンセノサイドRe、Rg1です。
一方、ジオール系の中で中枢神経を鎮静する効果が高いとされているのはジンセノサイドRb1、Rc、Rb2です。

愛媛大学医学部では向精神薬の臨床試験の前段階で使われる動物モデルに高麗人参を投与する試験を行いました。その結果、ジンセノサイドRb1が特に向精神作用が強いことが分かりました。
これはジンセノサイドが興奮や緊張を鎮めることで自律神経のバランスを整えて、ストレスを緩和していることを示しています。(*2)

ストレスを軽減する高麗人参

自律神経失調症の症状を改善するためには自律神経を整えるだけではなく、ストレスを軽減することで不調の原因を取り除く必要があります。
人間の体は大きなストレスを感じると、大脳皮質の内側にある大脳辺縁系によって喜怒哀楽や欲求、快感や不快感など本能的な感情や情動が生まれます。
この大脳辺縁系の下には自律神経の中枢である視床下部があります。大脳辺縁系で発生した感情や情動は視床下部の働きに影響を与えるため、強いストレスによって交感神経と副交感神経のバランスを崩してしまいます。
また視床下部が興奮状態になると腎皮質刺激ホルモンが分泌されます。それによって副腎皮質からストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールが分泌されます。コルチゾールは必要不可欠な働きをするホルモンですが、過剰に分泌されると、うつ病や生活習慣病などのストレスに関連する疾患のリスクを上げると考えられています。

高麗人参には強い抗ストレス作用が認められていて、ジンセノサイドPPTにはストレスを緩和する働きがあります。
また高麗人参にはコルチゾールの分泌を抑える作用があることが報告されています。岩手医科大学医学部の立川英一助教授によると、副腎皮質細胞とジンセノサイドPPTを一緒に培養するとコルチゾールの合成が抑えられることが確認されました。
コルチゾールの過剰な分泌が抑えられるとストレスの軽減に繋がります。さらに高麗人参にはコルチゾール以外のストレスホルモンを抑制する作用があることも分かっています。(*3)

更年期障害の症状を改善する高麗人参

更年期障害は女性ホルモンであるエストロゲンが不足することで発症します。女性はホルモンの分泌量が生涯を通して変化し、エストロゲンは30代半ばに最も多く分泌されます。その後は体が閉経に向かうためエストロゲンの分泌量は減少に転じます。
45~55歳までの間を更年期と呼び、エストロゲンの分泌量が低下することでホルモンバランスが乱れやすくなります。そのため早い人は40代半ばから更年期障害を発症します。
エストロゲンの減少は自律神経にも大きな影響を与えます。交感神経と副交感神経のバランスを保つことができなくなるため、更年期障害と自律神経失調症の症状は非常に似ています。
更年期障害の治療にはホルモン剤が使われますが、自律神経失調症の治療にもホルモン剤が使われています。エストロゲンを補うことで自律神経の乱れを改善することができるからです。

高麗人参を摂ることで自律神経のバランスが整えられると、イライラや不安、情緒不安定、だるさや倦怠感、無気力やうつといった更年期障害の症状が緩和されます。
その中でも高麗人参を配合した「女神散」「温経湯」といった漢方薬は優れた抗ストレス作用と強壮作用があり、更年期障害を治療する効果が認められています。
漢方薬はホルモン剤のような副作用がほとんどありません。即効性はありませんが穏やかに作用するため、体が弱い方にもおすすめです。

閉経した45~60歳の女性72名を対象にした試験では、二つのグループに分けて一方のグループにはジンセノサイド60mgをを1日3g12週間摂ってもらいました。
その結果、更年期指数(クッパーマン)と5段階の閉経期評価尺度(MRS)が改善することが確認されました。(*4)

*1参考元:掲載版_161108_H27調査概要第1部 http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/kekkagaiyou.pdf アクセス日 2018/3/14
*2参考元:高麗人参(朝鮮人参)<紅参>が「自律神経失調症」を改善|金氏高麗人参(株)研究開発室 http://www.kouraininjin.net/effect/case_14.html アクセス日 2018/3/14
*3参考元:高麗人参(朝鮮人参)<紅参>が「ストレス」を緩和|金氏高麗人参(株)研究開発室 http://www.kouraininjin.net/effect/case_09.html アクセス日 2018/3/14
*4参考元:Effects of red ginseng supplementation on menopausal symptoms and cardiovascular risk factors in postmenopausal women: a double-blind randomized controlled trial. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22027944?dopt=Abstract アクセス日 2018/3/12

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