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高麗人参を買う時はここをチェック

原産国をチェック

高麗人参の主な原産国は日本、韓国、北朝鮮、中国です。どの国で栽培されたかによって品質が変わるため、高麗人参を購入するときはまず原産国をチェックしましょう。

日本産

日本国内では福島県会津地方、長野県東信地方、島根県松江市大根島が三大生産地として知られています。これらの地域では江戸時代中期から栽培が行われてきましたが、生産量はあまり多くありません。近年は安価な中国産や韓国産に押されて生産農家も生産量も減少傾向にあります。

国産の高麗人参は非常に高品質で国内外で高い評価を得ていますが、希少であるため地元以外では流通量も少なく高値で取引されています。そのため「とりあえず高麗人参を試したい」という方には適していません。まずは入手しやすい韓国産や中国産の高麗人参に慣れてから、国産の高麗人参を買い求めると良いでしょう。

韓国産

高品質な韓国産の高麗人参は世界的に有名です。慶尚北道栄州市豊基、忠清南道錦山郡、仁川広域市江華郡など多くの名産地があり、これらの地方では高麗人参の栽培に適した条件が揃っています。

高麗人参栽培は地理的な条件、土壌、気候などの影響をとても受けやすく、条件が揃わないと質の良い高麗人参を育てることができません。涼しく乾燥していて降雪量が少ない韓国の風土は高麗人参栽培に最適です。

韓国産の高麗人参には有効成分ジンセノサイドが最も豊富に含まれていると言われています。6年根に含まれるジンセノサイドを比較すると、日本で栽培すると8種類しか含まれないのに対して、韓国産は32種類ものジンセノサイドが含まれているとされています。

とはいえ近年では中国産を韓国産と偽った産地偽装が相次いでいるため、韓国産と表示されていても本当にそうであるとは限りません。

どうやって本物の韓国産かどうかを判断すれば良いのでしょうか? その一つの証明が「韓国の農協マーク」です。緑の輪のようなマークがついている商品は韓国産の高麗人参を100%使い、国による厳しい基準をクリアした安心安全な品質であることを証明しています。

北朝鮮産

高麗人参は北朝鮮でも栽培されています。開城産の高麗人参は質が良いことから高く評価されていて、北朝鮮を代表する特産品です。開城産の高麗人参を使った人参酒も有名です。その品質と有効成分の量は韓国産と同等と言われています。

とはいえ日本では北朝鮮産の輸入品そのものを規制しているため入手は困難です。日本で購入する場合わざわざ北朝鮮産を選ぶメリットは特にないので、品質の良い韓国産を選びましょう。

中国産

高麗人参を最も多く栽培している国が中国です。中国にも白頭山という高麗人参の名産地がありますが、中国産高麗人参の品質はかなりバラつきがあります。

高品質のものがある一方で安価で品質が低いものが多く見られます。農薬汚染など安全性の問題も指摘されていて、日本で輸入される食品で基準値以上の農薬や細菌が検出されるなどの違反事例が最も多いのが中国産です。

このように近年は中国産のイメージが低下していることもあり、中国産の高麗人参は韓国産の1/10の価格で取引されています。

品質にはこだらないからとにかく安く買いたいという方は中国産はおすすめです。しかし、安全性や品質に問題のある高麗人参を掴まされるリスクがあることを頭に入れておきましょう。あまりにも安い高麗人参には注意が必要です。

栽培年数をチェック

多年草である高麗人参は育つまでに何年もかかります。1年根から6年根まで等級が分かれていて、2年根以下は効果が期待できないため収穫されません。

若い3年根は生のまま市場に並びます。日本で流通している高麗人参は4年根以上のものがほとんどです。6年根は上級品とされ有効成分ジンセノサイドをバランス良く豊富に含みます。4年根、5年根よりも高値で取引されています。

ジンセノサイドの量が多く含まれているのは5年根以上の高麗人参です。手ごろな価格の高麗人参を求める方は、ジンセノサイドの量は劣りますが4年根のものを選びましょう。高い効果を期待する方は5年根か6年根を選びましょう。

根の太さをチェック

6年根の高麗人参は重さが40〜120gのものが多く、産地によっては150g以上の特大サイズのものが収穫されます。根全体の長さは34cm前後、直径は2〜3cmまで成長します。50g前後の小さく軽い6年根は比較的安値で、重く大きいものほど高値で取引されています。

軽く小さなものは煎じて摂るのに適しています。大きなものは高麗人参酒やハチミツ漬けに良いでしょう。含まれるジンセノサイドの量は重いものほどたくさん含まれていますが、g当たりの含有量に違いはないため効果効能に大きな差はありません。

50gの6年根で100gの6年根と同じ量のジンセノサイドを摂りたければ、50gの6年根を2本食べれば良いのです。選ぶときに重要なのは重さよりも根の太さです。根の太いほどジンセノサイドの含有量が多いという研究結果があります。高麗人参の根を自分の目で見て購入する機会があれば、根の太さをチェックしましょう。

加工法をチェック

高麗人参は加工法によって3つに分かれています。生の高麗人参は水参と呼ばれています。乾燥させたものと比べると有効成分の量はそれほど多くなく日持ちしません。新鮮でクセが少なく調理しやすいため主に料理に使われています。

水分が14%以下になるまで乾燥させた高麗人参は「白参」と呼びます。乾燥させることで水参よりもジンセノサイドの量は増えますが、加工時に皮を剥いているため有効成分の量はやや劣ります。

蒸してから熱風で一次乾燥させ、太陽光で水分を12%程度まで乾燥させた高麗人参は「紅参」と呼びます。皮を剥かずに加工し、時間をかけて乾燥させた紅参には最も多くのジンセノサイドが含まれています。また紅参にしか含まれない種類のジンセノサイドもあります。

さらに紅参の中でも加工後の状態によって上から順に天参、地産、良参、切参、尾参に等級分けされています。ただしこれはあくまで形、色、密度による評価であり、効果効能に大きな差はありません。

水参は韓国の市場で安価で購入することができます。日本では高麗人参の産地で少量出回る程度で入手が困難です。手ごろな価格の高麗人参を求めている方は白参を選びましょう。

白参は4年根と5年根を使い加工に時間がかからないため、比較的安価で売られています。品質と効果効能にこだわるなら高麗人参の中でも上級品である6年根を使った紅参がおすすめです。6年根を使った紅参は最高級の高麗人参です。

医薬品を購入するときのポイント

生薬の根は敷居が高いという方に適しているのが、根の粉末や抽出したエキスを配合した医薬品や健康食品です。このうち医薬品は効果効能を表示することができるため、自分の症状に合っているか確認しましょう。

病気を治したい方、不調や体質を改善したい方は効果効能を表示できない健康食品よりも医薬品が適しています。高麗人参は漢方薬に使われる生薬の定番です。

医薬品は処方箋なしで買うことができる一般用医薬品と、処方箋が必要な医療用医薬品に分かれています。

一般用医薬品

高麗人参を配合した一般用医薬品は第二類医薬品、第三類医薬品、そして医薬部外品です。ドラックストアやインターネット通販で気軽に購入できるのがメリットです。

しかし、第二類医薬品と第三類医薬品は副作用や薬の飲み合わせに注意が必要とされています。医薬部外品は効き目が穏やかなため比較的安全性が高いとされています。

高麗人参は副作用が少ないと言われていますが、全くないわけではなく他の生薬との組み合わせによっては副作用が生じることがあります。薬局やドラックストアで購入するときは薬剤師に副作用について確認しましょう。

また一般用医薬品は生薬の量が医療用医薬品の半分であるうえ、それほど高い効果が期待できません。万人向けに開発されているため自分の体質に合わないこともあります。

医療用医薬品

一般用医薬品よりも強い効き目がありますが、副作用のリスクがあるため医師の処方箋なしでは購入することができません。そのためドラックスストアやコンビニ、インターネット通販では販売が許可されていません。

とはいえ高麗人参はもともと毒性が極めて低いため、副作用は少ないのが特徴です。漢方薬の場合は患者さん一人一人の症状と体質や体調に合わせて処方されるため、副作用のリスクは少なく安心して摂ることができます。

ただし生薬との組み合わせによっては副作用が生じることがありますし、降圧剤やホルモン剤などを服用している方は飲み合わせに注意が必要です。医師または薬剤師に相談しましょう。

漢方薬は病院の治療で採用されていない限りは保険が適用されませんが、効き目が穏やかで長期間摂ることで体質を改善することができます。最近では漢方専門の薬局も増えていますから、興味がある方は「人参湯」などの高麗人参を使った漢方薬を処方して貰いましょう。

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