高麗人参と「宮廷女官・チャングムの誓い」
今や日本では韓国ドラマが大人気ですよね。 さまざまな韓国ドラマが日本でも観ることができますが、 日本で言う大河ドラマ的な存在の【宮廷女官 チャングムの誓い】というドラマをご存知でしょうか?
時代は李氏朝鮮 宮廷内での権力争いなどが描かれているドラマです。 主人公のチャングムは、宮廷での料理を担当するスラッカン(水刺間)の女官です。 チャングムは、天賦の才と強い意思を持った女性です。 亡き母親の意思をついでスラッカンの最高尚宮を目指し、さまざまな困難を乗り越えて、やがて王の主治医となっていきます。
チャングムは最初は料理を担当する部署にいました。 さまざまな食材に対する知識があり、その探究心や才能は特出しています。
その後陰謀に巻き込まれるなどしながらも、持ち前の知性と強い意思を発揮してやがて王の病気の原因を突き止め王の信頼を得ることになります。
ドラマの中で、チャングムが王に高麗人参 紅参のはちみつ漬けを出す場面があるのですが、 紅参がいかに薬効が高いものかということが表現されています。
高麗人参のはちみつ漬けは、今では韓国の一般家庭でもよく食されています。
作るのも簡単で、手軽にいつでも栄養補給ができるというすぐれものです。
チャングムの誓いでは、劇中でさまざまな健康維持に役立つ食品が出てくることから、 チャングムに関連した健康食品が多く発売されています。
チャングムの誓いは、史実に基づいたものではなくフィクションではありますが、 時代時代の権力者たちが好んで高麗人参を摂取していたことは広く知られています。
日本でも、聖武天皇や徳川家康など、高麗人参にまつわるエピソードをもつ貴人がいますね。
高麗人参と江戸幕府の意外な関係を読んでみて下さい。
今でこそ、割と手軽に購入できるようになった高麗人参ですが、昔はごく一部の人の手にしか入らなかったことを考えると とても有り難みがあります。
それだけでなく、実に20年を有する栽培の年月を考えると、高麗人参がとても貴重なものだとうことがわかりますね。