高麗人参に危険性はあるの?
高い効能を持っている高麗人参ですが、『危険性』や『リスク』はあるのでしょうか? この問いに対しては、一概に答えることはできません。
そもそも高麗人参の歴史は古く、長い間『民間治療薬』として使われてきました。 効果としては、ガンや糖尿病、高血圧にいたるまで様々な病気を改善する力があることから『医薬品』と勘違いされることも多いようです。 そのため、『副作用』があるように誤解されることもしばしばあります。 しかし、実際のところ、高麗人参はあくまで『ウコギ科』に属する植物で天然の素材ですから、医薬品のような副作用はありません。 この点では、安心してもいいでしょう。
しかし、高麗人参を服用するにあたって、いくつかの注意点があることには変わりないので、ここでご紹介します。 まずは『メンケン反応』についてです。 メンケン反応は『好転反応』ともいわれることもあり、主に東洋医学において用いられる概念です。 漢方薬の服用を始めると、初期段階で一見好ましくない症状があらわれるときがあります。
しかし、それは症状を改善する過程のひとつであり、むしろ改善されているというシグナルのようなものとして考えられます。 そのため副作用とは区別して『メンケン反応』と呼ばれているのです。 これには個人差があり、起こる症状も症状の重度も様々です。もしもあまりにも反応が強く出てしまったときは、すぐに医師に相談しましょう。 もちろん、そこまで強いメンケン反応は非常にまれなので安心してください。(詳細は高麗人参に副作用はあるの?にも記載しています)
高麗人参服用時に現われる可能性があるメンケン反応は下記の通りです。
・下痢
・発疹
・肌のかゆみやチクチク感
・胃の不快感
・血圧低下
・胸やけ
・便秘
・息切れや動悸
・便秘
この他にも宿便がでたり、手足がむくんだり、頭がぼーっとしたりと人によって症状は異なりますが、いずれもメンケン反応と考えていいかと思います。
ほとんどの症状は長くても一週間から二週間程度でおさまるようです。
これらに気を付けて高麗人参を服用しましょう。