高麗人参の栄養素とは?
高麗人参は、はるか昔から『漢方薬の王様』として、中国・朝鮮半島・日本で愛用されてきました。
そんな高麗人参の効果は、まさに万能薬。様々な症状に効能を示してくれることが実証されています。 血行促進や疲労回復、精神的な疾患にも効果を発揮してイライラを取り除いてくれます。 生活習慣病の改善や、冷え性・肩こりなどの身近な悩みにまで効果は抜群です。
なぜ、高麗人参の効果はこれほどまでに高く、多岐にわたるのでしょうか?
その答えのひとつに『成分』が挙げられるでしょう。 どんな食物よりも優れた成分を配合しているからこそ、医薬品ではなく『食品』『生薬』として高い評価を集めているのです。
さて、高麗人参のもっとも有名な成分といえば『サポニン』でしょう。 薬効が大変すぐれているということで高い評価を受けているサポニンは、高麗人参の根の部分に多く含まれています。 特に皮部分には、大量のサポニンが含まれているのです。 血圧を高める働きを持っています。 また、このサポニンは、高麗人参の3~6%を占めているといわれています。
サポニンについては、サポニンの力でも解説しています。
さらに、高麗人参には意外なことに『アルカロイド』が含まれています。 高麗人参の成分のなかでも、炭水化物に次いで多く含有されているのですが、このアルカロイドは、体内の免疫細胞機能を高めてくれます。 具体的には、ガンやアトピーなどなど・・・様々な疾患に対して、『免疫力』を高めることで改善を図ることが出来ます。
高麗人参には、このほかにもビタミンやタンパク質、アミノ酸や炭水化物などが含まれています。 特に高麗人参のアミノ酸には、アルギニンという肝機能・男性機能を強める成分が多く含まれているようです。
また、高麗人参に含まれている有効成分は他にもあります。 例えば、マグネシウムやカリウムなども豊富に含まれていることで有名です。 これらの成分は、体内で不足しやすく、著しく欠乏すれば、神経や消化管など様々な部位に障害を引き起こします。
これらの素晴らしい有効成分のそれぞれがバランス良く含まれていることが、高麗人参の効能の秘密かもしれません。