青汁ってどんなもの?
高麗人参の歴史は大変長く、紀元前までさかのぼって確認することが出来ます。
文献として残っている物で始めに登場したと思われるのは、前漢の頃の文献「急就章」です。
急就章には、滋養強壮の薬として紹介されています。
それほど昔から、はっきりと効能が記録されていることからもその実力が伺えます。
その後も度々文献に登場しており、「傷寒論」「神農本草経」「名医別録」などに記録が残っています。
意外な所では、続日本紀にも登場しているほどで、高価な生薬として注目を集め重用されてきました。
その後、非常に難しい栽培方法も長い年月をかけて農業的にしっかりと確立されるようになり、現在では昔とは比べ物にならないほどの安定した生産が可能になりました。
あまりにも高価で王侯貴族や大富豪しか手に入れることの出来なかったものですが、生産量が安定することで今では他の健康食品と変わらない価格で続けられるようになったのです。
現代人は、仕事や生活において、パソコン・携帯電話・テレビなどの人体に悪影響のある電磁波を発する機器が手放せない、という中で生活しています。
さらに年々大気汚染はすすみ、そして忙しさや人間関係などから多大なストレスを抱え、洋風に変化した生活様式から生活習慣病になる危険にさらされています。
このような危機的状況の中で、やはり自分の身は自分で守らなくてはならない!という健康意識も高まっており、健康食品で効率的に栄養バランスを整える方が増えています。
現在の環境に健康に対する危機を感じていると言っても、仕事の忙しさや大気汚染などは自分の意志で何とかできるものでもありません。
健康食品の「時間を掛けずに高い作用を実感できる」という点に注目が集まっており、健康食品市場は拡大を見せているのです。
その中でも長い間人気が持続しており、
ファンが増え続けているのが「青汁」です。
青汁と高麗人参の併用は可能と考えられています。
むしろ健康や美容への効果を向上させることも出来るでしょう。
同じ健康食品ですから、大量摂取さえ気をつければOKです。
上手に活用して、より高い効能を実感しましょう。
そんな青汁の歴史ですが、数千年前から始まっている高麗人参と比べると比較的新しく、現在私たちが親しんでいるものは最近になってから始まったものと考えられます。
その歴史は戦後まもなくのころ、食料が足りない時代に始まったと言われており、開発者が最初に使った原材料は捨てられた大根の葉だったそうです。
そこから徐々に効果と効能の高さが評価されるようになりますが、全国的な広がりを見せるのは1990年代になってからのことになります。
人気に火をつけたのが「まずい!もう一杯!」という強烈なインパクトを与える悪役俳優が出演するテレビコマーシャルでした。
このセリフとともに、まずいけど健康には良いというイメージで商品は瞬く間に有名になり、今では国民的な健康食品と呼ばれるまでになります。
もちろん、現在では味が大幅に改善されており、原料も幅広いものとなってきているという変化もあります。
私もいくつかの商品を気に入って摂取していますが、一昔前までの製品と比べると味や飲み口も大きく変わってきているのが分かります。
最もポピュラーと言われていたケールという原料は味にクセがあり、非常に苦いというのが大きな特徴でありデメリットでした。
これが一昔前までの青汁のイメージを築き上げた大きな背景ですが、今ではケールが主原料となっている成分に関しては、サプリメントタイプが主流です。
サプリメントタイプなら、その高い栄養価の恩恵を味や苦味を感じたりすることなく、十分に享受することが出来るのです。
ケールにとって代わってポピュラーになっている原料として挙げられるのが「オオムギワカバ」と「アシタバ」です。
いずれもクセが少なく、苦味や青さが少ないという味の面でのメリットがあるのと同時に、特有成分による高い効能が期待されています。
オオムギワカバでいえば、その特有成分として挙げられるのがSOD酵素です。
この成分は酵素の一つであり、非常に強い抗酸化力を持っているという点が特筆した長所として評価されています。
身体の錆びつきや老化の原因として問題視されている活性酸素を排除することが出来るので、アンチエイジングに役立つと言われています。
その為、特に女性向けの商品にお勧めのものが多く、美容を目的として青汁の摂取を始めようと考えている方にはぴったりの条件と言えるでしょう。
その一方で、明日葉はオオムギワカバよりもさらに飲みやすいという特徴が挙げられる原料としてケールについで人気を得ています。
特有成分として挙げられるのはカルコンという特殊な栄養価で、身体の老廃物や不要物を体外に排出する働きを持っている優れた成分です。
この他にも様々な栄養価を豊富に含んでいるため、野菜不足を解消するための有用性の高い原料として注目を集めているのです。