高麗人参の仲間とは?
高麗人参はさまざまな栄養に富んでおり、その効果や稀少さなどから高価なイメージがありますが、 日本で一般的に食されている、お馴染みのオレンジ色のニンジンとはなにか関係があるのか気になりませんか?
実は、この二つは全く別のものなのです。
お馴染みのオレンジ色のニンジンは、セリ科の野菜なのですが、 高麗人参は和名をオタネニンジンといい、ウコギ科なのです。
高麗人参は、今では私たちの生活になじみの深いニンジンよりもずっと昔から日本に伝わっていたのです。
高麗人参は学名を「パナックス ジンセン」といい、実はギリシャ語です。 「万能薬」という意味なのですが、まさに高麗人参にピッタリの名前ですよね。
さて、高麗人参とニンジンは全く別物ということが分かりましたが、 実際に高麗人参と仲間と言える植物はあるのでしょうか?
似たような名前でよく耳にするのは「朝鮮人参」でしょうか。 朝鮮人参は、高麗人参の別名ですので、仲間というか同じものになります。(高麗人参と朝鮮人参は同じもの?にて詳細を解説しています)
高麗人参と同じウコギ科の植物ということで言えば、
・田七人参には、血液に直接働きかける作用があります。これは高麗人参にはない大きな特徴でしょう。 血中の酸素の代謝を促す効果もあり、高血圧や糖尿病などに特に効果的です。
・西洋人参は、高麗人参とは異なり鎮静効果があります。漢方の言葉で表現すると、高麗人参などは「温補」。 西洋人参は四大人参で唯一「涼補」とされています。 新陳代謝を促す・中性脂肪・コレステロール・血糖値などへの効果があると言われています。
・シベリア人参はエゾウコギとも呼ばれ、高麗人参に負けないくらいの効能を持っています。 低血圧・高血圧・コレステロール・動脈硬化予防・心臓病予防・神経痛・神経症・自律神経失調症・リウマチ・EDなどなど・・・ さまざまな病気に効果が期待できると言われています。
などがあります。
それぞれに高い栄養価を持っており、さまざまな病気に対する効果を期待できるので、 健康に対するサポートを得るための参考にしてみると良いかもしれません