高麗人参とは?
今、日本では様々な健康食品やサプリメントが登場しています。 食の欧米化や運動不足、喫煙や飲酒などの生活バランスの乱れから生じる生活習慣病やガンなどの重篤な病気への不安が、その背景にあるかもしれません。 そんな健康食品・サプリメントなどのなかでも、現在もっとも注目されているものが・・・ 『高麗人参』です。 高麗人参といえば、きっと誰でも一度は聞いたことがあるでしょう。 身体に良いというイメージはあるかもしれませんが、高麗人参の効能や概要をしらない人の方が多いかもしれませんね。
そもそも高麗人参とは、ウコギ科の多年草植物です。 主な原産地は、中国や朝鮮半島ですが、現在は日本でも生産されています。
実際に使われることが多いのは根の部分です。 根はまるで人のような形をしていますが、このことから「人参」という名がついたようです。 ただし、現在『ニンジン』と呼ばれている、私たちに馴染みの深いオレンジ色の野菜とはまったくの別物ですから注意しましょう。
また、高麗人参は、「オタネニンジン」や「朝鮮人参」など様々な呼称があることでも知られていますが、 それらはすべて同じ『高麗人参』です。 上記以外にも様々な呼び方があるとされています。
一体なぜ、これだけ多くの呼び方があるのでしょうか? 様々な理由が憶測されますが、そのひとつに「歴史のながさ」が挙げられます。 高麗人参の故郷である中国・朝鮮半島では、伝統ある薬草として認識されているほどで、 秦の始皇帝も漢方薬として愛用していたことでも知られています。 その歴史は、なんと約2000年にもおよび、その間に世界中に広がっていきました。
また、高麗人参は万能薬とも評されていて、はばひろく様々な症状に有効です。 血液の流れをよくしたり、記憶力を上げたり、免疫力をつけたりと古来から様々な効能を評価されています。
そんな高麗人参の高い効果の背景には、「サポニン」という特殊成分の存在があります。 このサポニンとビタミン・ミネラルなどの成分が絡み合い作用する事で、 疲労回復や血行促進が促されるのです。
このように高麗人参は、高い効果を示す、伝統ある食材なのです。